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Posted by TI-DA at

2014年11月11日

「環境市民」記事掲載と写真展のお知らせ



「辺野古基地建設による自然環境への影響」
ージュゴンの食み跡調査からの視点
季刊マガジン「流れを変える」に掲載されました。

マガジンの内容については以下のURLでご紹介しております。
http://www.kankyoshimin.org/modules/library/index.php?content_id=246

辺野古・大浦湾の写真展 急遽開催決定!
> http://www.kankyoshimin.org/modules/join/index.php?content_id=177


牧志治さん撮影の辺野古・大浦湾の写真展
11月10日(月)〜16日(日)開催中
魚、鳥、貝など多様な生き物、時間帯や季節によってさまざまな
表情を見せてくれる海。辺野古の自然の豊かさを感じさせてくれ
る写真達。展示室にいると潮騒が聞こえてくるようで癒されます。
写真展はどなたでもご覧いただけます。環境市民の事務所見学つ
いでに、京都旅行のついでに、ぜひお誘い合わせの上、お気軽に
お越し下さい。お待ちしております!

場 所:認定NPO法人環境市民の事務所内 図書・会議室
    (京都市中京区麩屋町二条下ル 第2ふや町ビル405)
時間帯:午前10時より午後6時まで(一部の時間帯で会議のため
ご覧いただけない場合もあります。お問い合わせください)。
参加費:無料
写真点数:22点程度
問合せ:電話:075-211-3521/e-mail:life@kankyoshimin.org


  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 13:30Comments(0)

2014年09月30日

北限のジュゴンからの要請

本日9月30日付けにて
防衛省、沖縄防衛局、海上保安庁、第11管区
海上保安本部に以下の内容の要請書を送付しました。

要請書
           2014年9月30日
     北限のジュゴン調査チーム・ザン

 沖縄のジュゴンの生態調査を行っている「北限
のジュゴン調査チーム・ザン」は、絶滅への瀬戸
際にあるジュゴン個体群の存続を脅かし、彼らが
利用している餌場を荒廃させ破壊する行為を直ち
に中止するよう強く求めます。

 私たち調査チームは今年5月16日から7月2
9日にかけて、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の埋
め立て予定地とされる海域で計7回の調査を実施
しました。6月18日の調査では、この日だけで
少なくとも57本の食み跡を確認するなど、短い
期間内に延べ100本以上の食み跡を記録しました。

 しかし同海域では7月14日に8本を見つけた
のが最後でそれ以降は食み跡は確認できていませ
ん。その理由は、まず最も食み跡が集中するエリ
アへの海保の桟橋の設置や多数の警備ゴムボート
の繫留、調査ポイントへの立ち入り妨害などがあ
り、食み跡調査事体が不可能となっていることで
す。それに加え、8月14日に大浦湾の大部分の
海域にブイやフロートで区切られて以降、立ち入
りが厳しく禁じられている上に、基地建設に反対
する市民のカヌーやボートを海保が追い回しこの
一帯が極めて異常な状況と化していることが理由
として考えられます。大浦湾内では、立ち入り禁
止になった区域以外の場所でも、7月以降は食み
跡が見つかっていず、多数の警備艇の往来やエン
ジン音によってジュゴンが周囲の餌場に近づけな
くなった恐れも心配されます。
 この現実を踏まえず、沖縄防衛局は「事業の実
施がジュゴンの個体に及ぼす影響はほとんどなく、
沖縄県全体のジュゴンの個体群の維持に対して影
響を及ぼす可能性はほとんどない」とし、ジュゴ
ンの餌場の保全と調査を求める保護団体に対し、
環境保全措置としてジュゴンの餌である海草は「
移植する」ので環境への配慮もされているなどす
でに破綻した環境影響評価を踏襲し続けています。
 
 すでに1998年より沖縄県内の中城湾で実施され
『移植による環境保全は不可能』と結論付けられ
た泡瀬干潟の例をあげるまでもなく、沖縄海域に
おいて一度も成功したためしがない「海草移植」
は移植先の藻場を撹乱するなど更なる生態系の撹
乱を招くだけであり、ジュゴンへの悪影響を軽減
するどころか辺野古・大浦湾の餌場の劣化を加速
するだけです。何よりも大切なことはこれまでジ
ュゴンに利用されてきた海草藻場をこれ以上破壊
しないことです。
 
 また、私たちがこの5年間モニタリング調査を
行っている嘉陽海域のジュゴンの食み跡に関して
も、例年になく食み跡の偏りが見られ辺野古海域
一帯の多数の警備艇やヘリの旋回など、今までと
は全く違った環境がジュゴンの営みへ与える影響
が心配されます。この7月〜8月と立て続けにマス
コミ取材で遊泳姿を放映されたジュゴンは嘉陽に
隣接する辺野古海域一帯を餌場として利用してい
る個体であることが考えられます。

 5月22日に沖縄防衛局・調達部 より『「シュ
ワ ブ(H24)水域生物等調査」調査報告書』 が公開
されましたが、2013年にも食み跡が確認され、昨
年公開された調査結果も合わせると、キャンプ・
シュワブ沿岸のエリアはジュゴンが3年連続で継
続的に餌場として利用していると考えることがで
きます。

 辺野古・大浦湾は嘉陽エリ ア、古宇利エリアと
並び、沖縄のジュゴンの地域個体群の維持にとっ
て重要な餌場の一つ と言えるでしょう。なかでも
ジュゴンの遊泳する姿がたびたび確認されている
バン崎からギミ崎に至る辺野古海域一帯への環境
撹乱はわずかな数で個体群維持をつないでいる沖
縄のジュゴンにとって計り知れない悪影響を与え
ることが心配されます。

 世界の北限に生息するジュゴンがいつまでも沖
縄の海で安心して生き続けることを願う私たちは
彼らの生存に係る諸行為の当事者である沖縄防衛
局と海上保安庁に対し、以下の要請を行います。

要請
・ 沖縄防衛局はただちに辺野古・大浦湾のこれ
 以上の餌場の破壊と生態系の撹乱をやめること。

・ 海上保安庁は「海の安全を守る」という本来の
 使命に徹し、基地建設に反対する市民への過剰
 警備をやめること。

・ ジュゴンの餌場を荒らす海底ボーリング調査の
 即時中止、海上保安庁の巡視船、ゴムボートの
 撤去を行うこと。

・ 海の生態系を破壊し、地元漁民が漁業を営む権
 利を侵害する岩礁破砕、埋め立てを行わないこと。

・ 工事予定地の公共用水面の囲い込を解き、辺野古
 大浦湾でのジュゴン生態調査を阻害しないこと。

  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 18:20Comments(0)

2014年09月25日

写真展のご案内>9月26日~10月2日





写真は今回の出展者のお一人ヤブキ レン氏
(中央)とQABスタッフと共にジュゴンの食
み跡調査中。

■「辺野古の海」写真展のご案内

この写真展開催を計画したのはごく最近のことです。
その目的は、いま盛んに問われている沖縄と本土の
間の“温度差”を少しでも取り除く機会になればとの
想いからです。

この8月、政府は米軍普天間基地の移設先の挙げら
れたキャンプ・シュワブのある名護市辺野古の沿岸
部で工事に着手、新基地建設に抗議する沖縄県民を
船やカヌーから引きずり下し、ボーリング調査を強
行しています。

辺野古の海に潜ると、沖縄本島のほとんどで姿を消
してしまった健全なサンゴ礁が広がる姿に驚かされ
ます。世界最大級のアオサンゴ群落、数百年を経て
成長した巨大な塊状ハマサンゴ、海底を覆い尽くす
テーブルサンゴ、潜水する度に新たな発見があり、
多種多様の貴重な生き物たちが生命を謳歌している
姿が見られます。
 
辺野古沿岸にはサンゴ礁と同じように生命をはぐく
む海草が生い茂る広大な海底が広がり、絶滅危惧種
ジュゴンの餌場となっています。巨体を柔らかく動
かしながら泳ぐ姿はまさに平和そのものです。
 
この素晴らしい大自然が残る辺野古の自然環境を知
って頂きたいと、写真展開催を呼びかけました。
1カ月ほどの短期間にも関わらず各地で活躍する水
中写真家ら14人の写真が寄せられました。

 私たちはこの貴重な自然を次世代に受け継いでいく
ことこそ世代の責任であると考えています。

  「辺野古の海」写真展実行委員会  新藤健一


■写真展の概要

参加カメラマン:牧志 治/花城 太/伊禮 健/東恩納琢磨/
棚原盛秀 /仲西美佐子/ヤブキ レン/中村卓哉/吉嶺全二
/堀 誠/森住 卓/新藤健一/中村宏治/山城正邦(以上14人)

会場:ギャラリー・アートグラフ(銀座)
〒104-0061 東京都中央区銀座2-9-14 銀座ビル1F
TEL: 03-3538-6630
http://www.shashinkosha.co.jp/gallery.php

会期:2014年9月26日(金)〜10月2日(木) 
   10:00~18:00

構成:水中写真をメインにジュゴンが回遊する大浦湾
の世界最大級のアオサンゴ、ユビエダハマサンゴ群集、
クマノミのコロニーや貴重種の海草、そして長島に生
育する貴重な植物や鳥、鍾乳洞など基地の前に広がる
自然環境の豊かさをまとめる。

展示枚数:約50点

カレンダー出版:写真展と同時に、カレンダーを出版
、会場や各地のイベントで販売する。売上げの一部は
カンパする。

【お問合せ】「辺野古の海」写真展実行委員会
kshindo@aqua.dti2.ne.jp(担当: 新藤健一)  
090-4813-5043

   

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 17:19Comments(0)

2014年09月08日

守りたいジュゴンの海、守るべき私たちの未来

 去る8月23日、名護市内において「緊急国際シンポジウム」予定し市民に参加をよびかけたジュゴン調査グループです。今回は、海外から招聘していた研究者がお二人とも来沖が叶わず急遽シンポジウムを中止せざるおえませんでした。不慮の事態とはいえ心よりお詫びを申し上げす。
 お二人の研究者からは沖縄県民の皆様のご期待に応えられなかったことへのお詫びと、今後も「沖縄のジュゴンの保護」に向けて協力の意志の変わらないメッセージが届いています。

 当日は、22日に行った辺野古周辺海域一帯の調査の報告を日本自然保護協会と共に行いました。
辺野古・大浦湾の食み跡は7月14日に確認した8本が最後で、翌日の15日からは海上保安庁による食み跡エリアへの調査妨害により食み跡は確認できませんでした。また、チームが毎年継続していた嘉陽での食み跡調査では昨年のおよそ4倍の食み跡が確認されましたが、この食み跡の増加は、7月から始まった辺野古・大浦湾での桟橋設置、ボーリング調査作業、警戒船の航行による影響で、辺野古海域を追い出された個体が嘉陽海域に移動し、これまで嘉陽海域で採餌していたと思われる個体Aと共に、2頭で海草を食べた可能性も否定できません。
 
 嘉陽は今のところ健全な状態であると言えますが、今後の沖縄ジュゴンの個体群の維持を考えた時に複数のジュゴンを十分に養うだけの海草藻場の面積や、台風や護岸建設の影響による海草藻場の変動が起きた時を考えるとジュゴンの未来は明るいものではありません。
 
 現在、辺野古のジュゴンの餌場には海底掘削機材が我が物顔で居座っていますが、自然の力は逞しく、かつて名護市市民投票前にも辺野古海域でのボーリング調査は実施されています。しかし、人為的な圧力を減じ、豊かな環境が戻ってくればジュゴンは再びこの辺野古・大浦湾にその営みの姿を見せてくれました。

 今回、来沖できなかったエレン博士も米国ジュゴン訴訟の中で、「ジュゴンは海草藻場の想定外の変動や不連続性に適応するために、過去に良好な食餌場であった場所に移動する能力を身につけている」と証言されています。

 本来なら沖縄県民の財産を守るべき県知事や沖縄県行政の許可の元、11月にも辺野古崎の岩礁破砕が強行されようとしています。ジュゴンの海に取り返しのつかないダメージを与える前に、私たち県民はあらゆる方策を駆使して本体工事をやめさせねばなりません。

 冲縄タイムス論壇 2014年9月8日掲載



破砕が計画される辺野古崎の岩礁を見守る龍神の頭と伝えられるマナヌ岩(冲縄島東海岸を守る大きな龍の言い伝え)  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 13:10Comments(0)

2014年08月27日

国際シンポジウム中止のお詫び


去る23日に予定していた緊急国際シンポジウムは、講師の来日が叶わず、急遽中止にさせて頂きました。
尚、当日は22日に実施した食み跡調査の報告と考察について記者会見しました。
詳しくは、追ってご報告させて頂きます。  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 20:43Comments(0)

2014年08月07日

緊急国際シンポ「沖縄のジュゴンに未来はあるのか?!」


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緊急国際シンポジウム=沖縄のジュゴンに未来はあるのか?!
〜危機に直面する沖縄のジュゴンを守るために
 アジアのジュゴン保護の現場から学ぶ〜

私たちのかけがえのない宝、辺野古・大浦湾の海が埋め立てら
れようとしています。この海には豊かな生物がいのちを育み、
北限のジュゴンも暮らしています。
アジアには沖縄と同じように各地で孤立化し、絶滅の危機に瀕
するジュゴンたちがいます。そのジュゴンたちを守るためにア
ジアの保護ネットワークに取り組むエレン博士と、沖縄ともっ
とも近いジュゴンの生息地フィリピンにおいて環境保全に尽力
されているレム博士をお招きして、アジアでのジュゴン保護の
現状や沖縄ジュゴンの位置づけをお話頂き、危機に直面する沖
縄のジュゴンの未来を守るために私たち市民に何ができるのか
を共に考えたいと思います。

日時:8月23日(土)午後5時半開場 6時開演〜9時閉会
場所: 名桜大学110号教室(名護市字為又1220-1 )

*海外専門家にはシンポの前日に辺野古・大浦湾のジュゴンの海を
見て頂いた報告も含めてお話して頂きます。
*逐次通訳付き、参加無料

プログラム
 開会挨拶:東恩納琢磨(じゅごんの里主宰)
第1部
報告1 沖縄のジュゴンの現状:安部真理子
講演① アジアのジュゴンの保護事情とこれからの保護に向けて
   :エレン・ハインズ(サンフランシスコ州立大学)
講演② フィリピンの浅海域の状況およびジュゴンの現状
   :レム・アラゴネス(フィリピン大学)
報告2 米国ジュゴン訴訟の進捗
   :吉川秀樹(沖縄生物多様性市民ネットワーク)
ビデオメッセージ :オーストラリア「南限のジュゴン」から
休憩:10分
第2部
パネルディスカッション「沖縄のジュゴンの未来」
  コーデイネーター:安部真理子パネリスト
  講演者・報告者全員+チーム・ザン
質疑応答
決議(辺野古およびアジアのジュゴンの保全に向けて)

連絡先:090−8032−2564 
n-hokugen.19@kjd.biglobe.ne.jp(鈴木)
abe@nacsj.or.jp(安部)
主催:北限のジュゴン調査チーム・ザン、日本自然保護協会
共催:北限のジュゴンを見守る会、沖縄生物多様性市民ネットワーク
後援: 名護博物館、名護市教育委員会、
    沖縄県サンゴ礁保全推進協議会、日本サンゴ礁学会保全委員会   

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 18:26Comments(0)

2014年08月03日

緊急国際シンポジウムのお知らせ


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緊急国際シンポジウム=沖縄のジュゴンに未来はあるのか?!
ー危機に直面する沖縄のジュゴンを守るために
 アジアのジュゴン保護の現場から学ぶ

 私たちのかけがえのない宝、辺野古・大浦湾の海が埋め立て
られようとしています。この海には豊かな生物がいのちを育み、
北限のジュゴンも暮らしています。
 アジアには沖縄と同じように各地で孤立化し、絶滅の危機に
瀕するジュゴンたちがいます。そのジュゴンたちを守るために
アジアの保護ネットワークに取り組むエレン博士と沖縄ともっ
とも近いジュゴンの生息地の環境保全に尽力されているレム博
士をお招きして、アジアでのジュゴン保護の現状や沖縄ジュゴ
ンの位置づけをお話頂き、危機に直面する沖縄のジュゴンの未
来を守るために私たち市民に何ができるのかを共に考えたいと
思います。

日時:8月23日(土)午後5時半開場 6時開演〜9時閉会
  
*海外専門家にはシンポの前日に辺野古・大浦湾のジュゴンの
 海を見て頂いた報告も含めてお話して頂きます。
*逐次通訳付き、参加無料

プログラム
  開会挨拶:東恩納琢磨(じゅごんの里主宰)
第1部
 報告1 沖縄のジュゴンの現状 :安部真理子
 講演① アジアのジュゴンの保護事情とこれからの保護に向
    けて:エレン・ハインズ(サンフランシスコ州立大学)
 講演② フィリピンの浅海域の状況およびジュゴンの現状:
    レム・アラゴネス(フィリピン大学)
 報告2 米国ジュゴン訴訟の進捗:吉川秀樹(沖縄生物多様
    性市民ネットワーク)
 ビデオメッセージ :オーストラリア「南限のジュゴン」から

 休憩:10分
第2部
  パネルディスカッション「沖縄のジュゴンの未来」
  コーデイネーター:安部真理子
  パネリスト:講演者・報告者全員+チーム・ザン
 質疑応答
 決議(辺野古およびアジアのジュゴンの保全に向けて)

連絡先:090−8032−2564
    n-hokugen.19@kjd.biglobe.ne.jp(鈴木)
    abe@nacsj.or.jp(安部)
主催:北限のジュゴン調査チーム・ザン
   日本自然保護協会
共催:北限のジュゴンを見守る会
   沖縄生物多様性市民ネットワーク
後援: 沖縄県サンゴ礁保全推進協議会(依頼中)

  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 22:34Comments(1)

2014年07月23日

長島洞窟緊急調査の要望



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2014年7月18日

名護市長  稲嶺 進 殿

名護市教育委員会 
教育長   座間味 法子 殿




辺野古・長島の洞窟の視察を求める要望書


北限のジュゴンを見守る会チーム・ザン
代表 鈴木 雅子
          沖縄・生物多様性市民ネットワーク
吉川 秀樹
公益財団法人 日本自然保護協会
理事長 亀山 章


7月9日に日本自然保護協会より、日本で初めての事例となるサンゴ
礫が付着して成長した鍾乳石として、辺野古の長島の洞窟の存在が
公表されました。

この洞窟を詳しく調べることによって、長島・辺野古周辺地域の数
万〜十数万年にわたる海面変動に関連した自然史が判明する可能性
があります。また、地理的に隔離分布しているため、その洞窟にし
かいない固有種が棲息している可能性も高く、早急に調査を実施す
る必要があります。

石筍にサンゴ礫が付着して成長した鍾乳石は珍しく、辺野古・大浦
湾の生物多様性の豊かさがまた1つ明らかになりました。このよう
に学術的な価値の高い鍾乳洞を、名護市の天然記念物に指定して、
将来にわたり保護されることを強く求めます。

この洞窟は、普天間飛行場代替施設建設事業に伴う埋め立て工事の
影響を強く受ける可能性があるため、一刻も早く調査をする必要が
あります。また工事が開始されると景観にも影響が及ぶことが危惧
されます。その前に、名護市長と名護市教育委員長におかれまして
は現地を視察していただきたくようお願い申し上げます。

なお、この洞窟は潮が満ちると水没してしまいますので、視察は大
潮の干潮時が最適です。7月27日から30日までが大潮に当たります
ので、この期間に視察いただけますと幸いです。

参考資料:2014年7月9日 日本自然保護協会記者会見資料


  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 11:38Comments(0)

2014年07月16日

7/14海中の様子

前の記事に続き7/14の水中の様子です。
この日の写真は、カメラの防水ケースに汚れをつけてしまったため、すべての写真の中央がぼやけてしまっています。
台風8号が巻き上げた砂のせいでしょうか、5月からの調査の中で一番ひどい海水の濁りでした。

7/5には30本ほど食み跡が見つかった場所です。
このエリアの食み跡は3本に減っていました。
海水の濁りのため、台風で砂がかぶったため、海草が成長したためでしょうか?
肉眼ではこの写真よりもはるかに見にくかったです。





上の写真の場所から50mほど沖に行った所に、新しい食み跡も見つかりました。
砂のかぶりのなさ、海草の成長度からすると、台風8号通過後のものだと思われます。
1週間以内に食べた跡ではないでしょうか?


この写真は 7/15沖縄タイムス,7/16琉球新報,7/16朝日新聞に掲載いただきました。
「ジュゴン食み痕 新たに8本発見 辺野古沿岸」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=76627&fb_action_ids=660593380697713&fb_action_types=og.recommends
http://www.asahi.com/articles/ASG7H64R7G7HUEHF01G.html



最近もジュゴンが来ていることは明らかです。
このエリアに幕を張り、ジュゴンが来れないようにする行為はやめていただきたいです。  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 07:16Comments(0)食み跡調査

2014年07月15日

7月14日の調査


7月に入って2回目の辺野古・大浦湾調査を行いました。
今回は台風後のキャンプ・シュワブ沿岸の海草藻場の状況と
食み跡の確認、長島にある鍾乳洞の確認をしました。
日本自然保護協会の安部真理子さんも同行して、今後の学術的
調査の準備を行いました。
防衛局の海上封鎖も近いと言われ、静かな美しい海にも見えな
い緊張感が満ち、「悪夢」の中にいるようです。
基地沿岸には台風の濁りも残り、海底には木材や枯れ葉も溜ま
り、決して条件はよくなかったにも係らず、調査員の熱意で
新鮮な8本余りの食み跡が確認することができました。
Cちゃんはがんばってこの餌場で食事しています。
また、長島の洞窟でも素晴らしい自然の造形美を確認、この
海と地球の歴史に想いをはせました。

写真はQAB取材クルーを乗せた取材船と共に辺野古の海を行く
チームです。
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>
> iPhoneから送信


  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 23:19Comments(0)

2014年07月12日

小川未明「赤い蠟燭と人魚」

宮古毎日新聞より
http://www.miyakomainichi.com/2014/07/64426/

ジュゴンの海
 小川未明の『赤い蝋燭(ろうそく)と人魚』の人魚は、この世界の中で一番優しいものは人間だと聞いていたので、子どもを島の海岸で産んだ。お宮のある山の下で蝋燭を作って売っていた老夫婦がそれを拾い、だいじに育てる
▼子どもは美しい、利口な娘になるが、姿がかわっているので、人目につかないように暮らしていた
▼娘は絵が好きで、おじいさんのつくった白い蝋燭に、赤い絵の具で上手に魚や貝の絵を描くようになる。それが評判になり、蝋燭がよく売れるようになる。不思議なことに、この絵が描かれた蝋燭を山の上のお宮にあげて、その燃えさしを身につけて海に出ると、大暴風の日でも災難に遭わないということがうわさにのぼる
▼ところが、見世物の興行を業とする香具師(やし)がこの話を聞きつけて、金儲けに使うため、娘(人魚)を売ってくれるよう老夫婦に大金を提示する。老夫婦は断るが、ついには、大金に心を奪われて、泣く娘を売ってしまう。連れていかれるとき、娘はせきたてられるので絵を描くことができず、手に持っていた蝋燭をみんな赤く塗ってしまう
▼それから、誰がお宮にあげるのか、毎晩赤い蝋燭が灯るようになる。その赤い蝋燭を見ただけでも人は災難に遭うということで、船乗りは、沖からお宮のある山を眺めて恐れるようになる。いく年も経たずして、その下の町は滅びてしまう
▼太古の昔から、山原(やんばる)の山を眺め、心豊かに暮らしていた人魚(ジュゴン)のほえる声がいま、辺野古の海から、聞こえてくるという。(空)  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 20:54Comments(0)

2014年07月10日

7月5日の調査でたくさんの食み跡が


7月5日の調査です。この日はことのほか海面の透明度が高く、
ボートの上からも食み跡が確認されるほど、辺野古のテントの
メンバーに食み跡ポイントを教えると余りにたくさんの食み跡
にびっくり!前日の4日が祝日の米兵がたくさん週末の大浦湾
を満喫していました。数人のシュノーケリングの米兵が何をし
ているのか?と寄ってきて「魚か?」と聞くので「海生哺乳類
の餌を食べている跡」だとトレンチを説明。
彼らもこの素敵な環境を失うことは良しとは思わないはず。
命令ひとつで動かねばならない兵士たちに選択の余地はない
のでしょうが・・・「軍隊」とは一人ひとりの意思や感情を
疎外した『苦役』に他ならない。彼らにとっての沖縄は地獄
の苦役の前のつかの間の「楽園」なのかも知れません。
その楽園は地元住民から奪い取った「戦利品」。

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Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 23:48Comments(0)

2014年07月03日

QAB「動かぬ基地」vol.135


> 7月3日の琉球朝日放送「動かぬ基地」vol.135

ジュゴン調査と長田カメラマンの素晴らしい映像です。
是非ご覧下さい!

http://www.qab.co.jp/news/2014070355459.html

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Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 22:49Comments(0)

2014年07月02日

ガバンさんと巡視行動


637億の辺野古移設関連予算が閣議決定され、「金目」に
あかした力でジュゴンの海を沖縄県民から奪おうする現実に、
私たちは敢然と立ち向かう。オーストラリアのガバン・マコ
ーマックさんと「南限のジュゴン」と「北限のジュゴン」を
つないでジュゴンの海を巡視行動。
世界に向かってアピール!負けないぞ〜トントンミー!


>
>
>
> iPhoneから送信


  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 20:02Comments(0)

2014年06月27日

6月14日ジュゴンの食み跡観察会

6月14日名護市東海岸にて、ジュゴンの食み跡観察会を行いました。

雨が降ったり止んだりの天気でしたが、ほぼ予定通りに進みました。

まずは
部屋の中で、ジュゴンについてのお勉強をしました。


ジュゴンについてのクイズをしました。
左が×、右が○の組です。
先ほどの説明を聞いていたら、大体わかるクイズです。




正解した数によって、豪華景品もありました。




いよいよ海へ出発です。


ジュゴンがエサを食べた跡を見つけました。


水中からも撮ってみましたが、すごい濁りでした。


潮が引くとこんなに浅い場所にまでエサを食べに来ているようです。


何か生き物を見つけたかな?


ナマコを見つけ、おそるおそる触っています


慣れてくると、怖がらずに触れるようになってきました。











ボウバアマモという、ジュゴンも食べる海草を食べています。
3種類食べた中では、これが一番美味しかったようです。



今回は参加希望者が多く、一部の方は断らざるを得ませんでした。
また近いうちに観察会を開催したいです。  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 07:34Comments(0)観察会

2014年06月24日

慰霊の日


6月23日慰霊の日
昨日の調査で埋め立てられる辺野古の海の空にたくさんの命の
シンフォニーが・・・静かに祈る他ありません。
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>
>
>
>
> iPhoneから送信


  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 00:02Comments(0)

2014年06月20日

QABのジュゴンの食み跡調査取材


> 6月18日の辺野古・大浦湾の埋め立て地域にてチーム・ザン
によるジュゴンの食み跡調査が行われ、QAB琉球朝日放送の
取材クルーによる調査の光景と海底のたくさんの食み跡です。
この海域はすでに3年間のジュゴンの餌場としての記録もあり、
ここ1ヶ月以内にすでに数十本の食み跡が確認されています。
なかにはついこの間食べたばかりのようなはっきりとした跡が
幾本にも密集し、少人数の調査では測りきれないほどでした。

http://www.qab.co.jp/news/2014061955046.html

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> iPhoneから送信


  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 00:17Comments(0)

2014年06月19日

沖縄タイムス記事「辺野古沿岸の海 多数のジュゴン「食み跡」」

昨日6/18の調査の様子を沖縄タイムスに掲載していただきました。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=73516
【名護】「北限のジュゴン調査チーム・ザン」が18日、新基地建設に伴い、埋め立てが予定されている名護市辺野古沿岸の海で、先月確認したジュゴンの「食(は)み跡」の周辺を調査した。1カ月以内にできたと思われる食み跡など多数の食み跡を見つけ、付近がジュゴンの餌場となっていることを確認した。

 チーム・ザンの鈴木雅子代表は「食み跡は長いものや密集しているものなど多数確認できた。食欲旺盛なジュゴンの食み跡だと思う。海域の制限の話も出ている。早めに科学的なデータを集めたい」と話した。  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 18:59Comments(0)食み跡調査

2014年06月19日

米軍ヘリ



> 5月18日の辺野古・大浦湾にジュゴンの食み跡調査に向かう
私たちチームの頭上に水平線から急旋回して米軍ヘリが低空で
迫って来ました。みんな驚いて・・・どうにかカメラに収めた
1枚です。銃口が間近に迫ってみられましたが、一番近く迫っ
た場面は、残念ながらピンぼけでした。
この日の調査は19日QAB琉球朝日放送のニュースで放映され
ました。
http://www.qab.co.jp/news/2014061955046.html


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> iPhoneから送信


  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 18:43Comments(0)

2014年06月19日

QAB6:25より昨日の調査の放映

本日19日(木)午後6時25分の琉球朝日放送QABのQプラスのニュースにて、
昨日18日の辺野古・大浦湾のジュゴンの食み跡調査の模様が放映されます。
沖縄県内の方は是非、ご覧下さい。

また、お昼のニュース報道は以下のサイトで閲覧可能だそうです。(県外でも見れるとこのと)
夕刻のはお昼のより詳しい内容とのお知らせがありました。

http://www.qab.co.jp/news/2014061955046.html  

Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 18:24Comments(0)食み跡調査
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