2014年09月25日
写真展のご案内>9月26日~10月2日

写真は今回の出展者のお一人ヤブキ レン氏
(中央)とQABスタッフと共にジュゴンの食
み跡調査中。
■「辺野古の海」写真展のご案内
この写真展開催を計画したのはごく最近のことです。
その目的は、いま盛んに問われている沖縄と本土の
間の“温度差”を少しでも取り除く機会になればとの
想いからです。
この8月、政府は米軍普天間基地の移設先の挙げら
れたキャンプ・シュワブのある名護市辺野古の沿岸
部で工事に着手、新基地建設に抗議する沖縄県民を
船やカヌーから引きずり下し、ボーリング調査を強
行しています。
辺野古の海に潜ると、沖縄本島のほとんどで姿を消
してしまった健全なサンゴ礁が広がる姿に驚かされ
ます。世界最大級のアオサンゴ群落、数百年を経て
成長した巨大な塊状ハマサンゴ、海底を覆い尽くす
テーブルサンゴ、潜水する度に新たな発見があり、
多種多様の貴重な生き物たちが生命を謳歌している
姿が見られます。
辺野古沿岸にはサンゴ礁と同じように生命をはぐく
む海草が生い茂る広大な海底が広がり、絶滅危惧種
ジュゴンの餌場となっています。巨体を柔らかく動
かしながら泳ぐ姿はまさに平和そのものです。
この素晴らしい大自然が残る辺野古の自然環境を知
って頂きたいと、写真展開催を呼びかけました。
1カ月ほどの短期間にも関わらず各地で活躍する水
中写真家ら14人の写真が寄せられました。
私たちはこの貴重な自然を次世代に受け継いでいく
ことこそ世代の責任であると考えています。
「辺野古の海」写真展実行委員会 新藤健一
■写真展の概要
参加カメラマン:牧志 治/花城 太/伊禮 健/東恩納琢磨/
棚原盛秀 /仲西美佐子/ヤブキ レン/中村卓哉/吉嶺全二
/堀 誠/森住 卓/新藤健一/中村宏治/山城正邦(以上14人)
会場:ギャラリー・アートグラフ(銀座)
〒104-0061 東京都中央区銀座2-9-14 銀座ビル1F
TEL: 03-3538-6630
http://www.shashinkosha.co.jp/gallery.php
会期:2014年9月26日(金)〜10月2日(木)
10:00~18:00
構成:水中写真をメインにジュゴンが回遊する大浦湾
の世界最大級のアオサンゴ、ユビエダハマサンゴ群集、
クマノミのコロニーや貴重種の海草、そして長島に生
育する貴重な植物や鳥、鍾乳洞など基地の前に広がる
自然環境の豊かさをまとめる。
展示枚数:約50点
カレンダー出版:写真展と同時に、カレンダーを出版
、会場や各地のイベントで販売する。売上げの一部は
カンパする。
【お問合せ】「辺野古の海」写真展実行委員会
kshindo@aqua.dti2.ne.jp(担当: 新藤健一)
090-4813-5043
Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 17:19│Comments(0)