2014年04月10日
嘉陽護岸防風柵のこれから
これが嘉陽海岸で現在、進められている防風保安林です。
台風の酷い被害から区民の要望で植栽が育つまでということで強固な金属柵が張り巡らされています。
保安林が安定したら、この柵は撤去するということです。
しかし、砂浜に依存するヤドカリやカニの生息環境の分断の可能性も高く、生態系の連続性が危ういとの印象は否めません。そこで、生物たちの通路を確保すること
を要望しています。
また、現在もすでに海浜部分の植生は自然回復の傾向もあり、あえて、人工の東江海岸のような強固な防風・防砂柵を設置することには賛成しかねます。
私たちは、同じエコ・コースト事業(ウミガメとヤドカリの生息地保全)の先例として表浜ネットワークの自然
の植物(メダケ)を利用した防風・防砂柵を参考にすることを提案しています。6年間の実績は高く評価したい
と考えています。(写真はすべて陸側の護岸上部の保安林工事です。砂浜側はまだ手をつけていません。)
Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 01:02│Comments(0)