2011年11月07日
調査パート1>2日目 自然のままの渚

ジュゴンが餌を食み、ミジュンが群れ、イカがペアで泳ぎ、タコが昼寝を
むさぼり、カニやアーマンがせっせと仕事をするこの豊かさは誰も手をつ
けていない自然のままの渚があるからです。オジィの酒の肴の豊かさも、
オバァの日々のおかずの彩りも、子どもたちの遊び相手の生き物も、みん
な『自然からの贈り物』。ジュゴンの伝説で知られる古宇利島のお話を思い
出してみましょう。天の神様の降らしてくれた餅で幸せに暮らしていた少
年と少女は、その恵みに感謝することを忘れ・・・餅は降らなくなり・・
・それから「生きるための苦労」が始まりました。
この海の恵みを未来に残すのも無くすのも、私たち自身の選択です。
すでに沖縄島に、こんな豊かな海はほとんど残されてはいません。
そして、この渚にも『手』がつけられようとしているのです。
ジュゴンの生きる最後の海に・・・。
Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 01:34│Comments(0)