2011年10月11日
ジュゴンの海で 現地進行協議
沖縄の米軍普天間基地の名護市辺野古への移設に伴う国の環境アセスメントの手続きに不備があるとして、移設に反対する住民らが手続きのやり直しを求めている裁判で、那覇地方裁判所の裁判官らが7日、周辺海域の現状を視察しました。 NHK沖縄より


この日はジュゴンの生息地に関する説明を担当していたので、前日にジュゴンの食み跡を探し、GPSで場所を記録するとともに、写真を撮影して来ました。
海域は前日まで続いた大雨の影響で濁り、赤土の堆積も目立ちましたが、9ヵ所に新旧合わせて30本ほどのジュゴンの食み跡を確認することができました。

当日は、アセス調査で確認されたジュゴンは3頭のみであること。ジュゴンの飼育の歴史は56年あり、世界で30例ほどの飼育記録があるものの、繁殖に成功した例が一例もなく、絶滅に瀕したジュゴンに人間が出来ることは、生息地の保全だけであること。
現在日本で継続的に利用が確認されるジュゴンの餌場は2ヵ所で、
この名護市東海岸の海は特に重要であることなどを説明しました。
最後に、前日に撮影した食み跡の写真をお見せすると、海に入ればこの食み跡が見られるんですか?と興味をもたれたご様子でした。
この海が日本のジュゴンにとって最後の聖域であることを、3名の裁判官は理解して頂けたと、確信しています。 (タロウ)


この日はジュゴンの生息地に関する説明を担当していたので、前日にジュゴンの食み跡を探し、GPSで場所を記録するとともに、写真を撮影して来ました。
海域は前日まで続いた大雨の影響で濁り、赤土の堆積も目立ちましたが、9ヵ所に新旧合わせて30本ほどのジュゴンの食み跡を確認することができました。

当日は、アセス調査で確認されたジュゴンは3頭のみであること。ジュゴンの飼育の歴史は56年あり、世界で30例ほどの飼育記録があるものの、繁殖に成功した例が一例もなく、絶滅に瀕したジュゴンに人間が出来ることは、生息地の保全だけであること。
現在日本で継続的に利用が確認されるジュゴンの餌場は2ヵ所で、
この名護市東海岸の海は特に重要であることなどを説明しました。
最後に、前日に撮影した食み跡の写真をお見せすると、海に入ればこの食み跡が見られるんですか?と興味をもたれたご様子でした。
この海が日本のジュゴンにとって最後の聖域であることを、3名の裁判官は理解して頂けたと、確信しています。 (タロウ)
Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 10:47│Comments(2)
│食み跡
◆この記事へのコメント
食み跡を2年程前に実際見せていただいた者です。
ここをジュゴンが通るのか~と想像でき感動しました。
裁判の方、何かと準備でお忙しいかと思いますが、あのチームワークがあればきっと上手くいくと思います。
ここをジュゴンが通るのか~と想像でき感動しました。
裁判の方、何かと準備でお忙しいかと思いますが、あのチームワークがあればきっと上手くいくと思います。
Posted by maki at 2011年10月25日 16:24
makiさんへ
ありがとうございます。調査の準備などでばたばたしていて、お返事遅くなりました。今日もジュゴンの食み跡たくさん確認でき、快い疲れの中でブログを拝見したところです。また、是非いらしてくださいね。チーム一同、いつでも歓迎です。今日の調査内容についても、ぼちぼちこのブログにアップしますので、また見てくださいね。
ありがとうございます。調査の準備などでばたばたしていて、お返事遅くなりました。今日もジュゴンの食み跡たくさん確認でき、快い疲れの中でブログを拝見したところです。また、是非いらしてくださいね。チーム一同、いつでも歓迎です。今日の調査内容についても、ぼちぼちこのブログにアップしますので、また見てくださいね。
Posted by ま~め at 2011年11月04日 19:42