2011年02月09日

東江要請>2月8日気付


2011年2月8日
沖縄県土木建築部 北部土木事務所
所長 新里末守 殿

北限のジュゴン調査チーム・ザン
        

名護市東江海岸の防災および生態系保全が両立する
合意形成のための円卓会議の開催を求めます

 貴事務所におかれましては、県民の命と安全を守るために日夜ご奮闘い
ただいていることに敬意を表します。
 さて、名護市東江海岸高潮対策事業に関してこの間、貴事務所と協議を
重ねてまいりました。工期終了予定間近における私たちの問題提起に丁寧
に対応してくださっていることに心より感謝申し上げます。
 これまでの論議や現場海域および住民意識の調査を踏まえ、

?工事開始から10年が経過し、時代状況や住民・市民の意識にも変化があ
り、現場海域に残され、再生しつつあるサンゴ礁生態系を知った住民・市
民は一様にこれを残して欲しいと要望していること 

?サンゴの研究者・専門家によって現場海域のサンゴ礁生態系の価値は高
く評価されており、安全面も含め児童生徒の環境教育の場として最適であ
り、また名護市の観光資源としても貴重であると認められること

?すでに養浜された部分において飛砂被害や新たな危険が生まれていること 

?生物多様性の保全・回復が国や県の重要な戦略となっている現在、埋め立
てによって失われた名護湾の生態系を再生していく拠点になるとともに、住
民生活の安全と生物多様性の保全が両立する新たな海岸防災のあり方をつく
っていくモデルケースともなりうること

――などの理由から、私たちは次のことを要請します。

1.地元住民、市民、研究者や専門家、担当行政、業者など、この事業に関係するさ
まざまな立場、さまざまな意見を持つ主体が一つのテーブルを囲み、合意点を見出す
ための円卓会議を貴事務所の主導で開催すること
2.上記円卓会議において合意点を見出すまで砂の投入を凍結すること

以上




Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 23:05│Comments(0)
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