2010年11月06日
奇跡の海>人間たちの欲望の海

んにしたい老人たちのノスタルジーとナショナリズム。
クジラやイルカたちの身体に蓄積された人間たちの垂れ流した汚染物質へ
の反省や罪悪の意識も葬り去ったまま・・・。
名護市の店頭で販売されている「イルカ肉」の汚染分析(2008年)では
国の暫定規制値に対し、以下の結果となっている。
総水銀(暫定規制値0・4ppm)
6・09, 0・86, 5・92, 11・7ppm
メチル水銀(暫定規制値0・3ppm)
3, 0・18, 3・4, 5・4ppm
PCB(暫定規制値0・5ppm)
9・2, 1・9, 0・53, 1・1ppm
(なお、水俣病の原因となったメチル水銀は食物連鎖によって小さな魚よ
り大型魚へ、また深海魚へと濃縮され、それらを捕食するイルカやクジラ
は更なるメチル水銀の濃縮が起こる。水銀値の高い魚やイルカやクジラの
肉を持続的に食べると、メチル水銀が人体に蓄積することになる。
日本では、魚を常食するために水銀の暫定規制値を定めているが、一部魚
介類をはじめ、多くのイルカやクジラの肉にはこの規制値を大幅に超える
ものがあり、健康への悪影響が心配されている。
また、一部の化学物質は相乗作用があり、水銀と鉛、カドミウムまたはア
ルミニウムの組み合わせは、水銀だけよりもさらに危険を及ぼす恐れがあ
ると、サンフランシスコの内科医、ジェーン・ハイタワー博士は警告して
いる。その他、クジラやイルカの肉には、DDTやクロルデンなどの殺虫剤、
PCB、ダイオキシンなどの生物濃縮性の残留性有機汚染物質、および重金属
によって高度に汚染されている。)
Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 19:56│Comments(0)