2010年10月18日

名護市の夜明け

稲嶺市政を支える名護市議会与党多数で始まった9月定例名護市議会は、
市長を先頭に市職員、市議会が両輪となって始動したあらたな名護市の
歴史として市民に記憶される。

 一般質問最終日の13日の東恩納琢磨議員の現在の首相発言質疑に関して、
「首相(内閣)は、沖縄県民・名護市民に情報も開示しないで、理解を求め
るのは筋違い。名護の市長選以後、県民大会、市議選の結果からして状況が
変わったことを理解すべきであり、沖縄に理解を求める前に、米国に沖縄の
状況を説明し、理解を求めるべきである。」と明確に答弁された。

 また、環境に配慮したまちづくりについては、自ら実践している中で感
じている具体的な実感を以下のように述べられ、傍聴席の市民たちは大きく
うなずいた。「自転車はまず速さが違う。車では見えない景色、人の顔、街
の鼓動、人の動きがわかる。(沖縄は)夏は暑いが汗をかくことも必要。」
 「バイオマスなどの新エネルギーの新しい分野を活用して雇用を作り出す。
『シャッター通り』も車社会がもたらした現象。名護十字路についても、駐
車場を造って客を呼び込む(従来の)発想には限界がある。
自動車1台に乗っているのは沖縄では平均1.6人。駐車場は大きなスペー
スが必要だが100台でも150人の計算。むしろ、自転車や歩いて楽しい
街づくりが求められている。MRT(路面電車)のシンポジウムも開催され、
地元大学を中心に名護チャリタウン構想もある。」

 市長を先頭に基地に頼らない、市民自らの力と知恵でまちづくり、やんばる
の環境保全と共に地域の身の丈に合った発展を行政と手を携えて行って行こう
という覚悟と、喜びに満ちた第160回名護市議会定例会であった。




Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 11:46│Comments(0)
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