2009年04月12日
ナマコの放精と観察会のお知らせ



しかたに自然案内からのめずらしいシーンと観察会のご案内です。
〜〜〜〜〜〜〜〜以下、しかたにさんの説明
今日はやけにトゲクリイロナマコがたくさん表に出ているなーと思っていたら、体を高く持ち上げた個体がたくさん見られました。
ナマコが体を持ち上げるのは、放精・放卵の姿勢なんです。
ふつう、ナマコは最初にオスが、体を持ち上げて白い煙のようなものを水中に出します。これが精子で、放精です。この匂いかホルモンのようなものが、おそらくメスへの引き金になって、次にメスがやはり水中へ卵を放出して、水の中で受精します。
で、1個体、精子を出しているのを確認しました!
写真を添付します。白い煙のようなものが精子です。
口の少し上に生殖口があって、そこから出ています。
おそらく、この満月の大潮というタイミングなんですね。
4月というのはちょっとシーズンに早いような気もしますが、これから、夏までの間、満月の前後にはいろいろな生き物で
こういったシーンが見られるかもしれません。
ジュゴンの食み跡はいくつか見ました。
ウミヒルモの雄花の花芽もありました(地下茎についている黄色い米粒のようなもの)。今度探してみて下さいね。
******
ついでに、4月26日(日)に浦添・港川で観察会やります。
午後1時〜3時半 22日が申し込み締め切りです。
詳しくは以下で。
http://www.shikatani.net/news/events/090426_event.pdf
Posted by 北限のジュゴン調査チーム・ザン at 11:57│Comments(0)