大浦湾チリビシ・アオサンゴ群落沖で多数の食み跡

北限のジュゴン調査チーム・ザン

2015年04月15日 21:49




昨日14日、大浦湾チリビシ・アオサンゴ群落沖で多数のジュゴンの食み跡が見つけられました。
今日15日、ダイビングチーム・レインボー、ジュゴンネットワーク沖縄、北限のジュゴン調査チーム・ザン の合同で調査をしてきました。
食み跡の本数は多すぎて数えられないほどですが、数えた範囲では35本以上見つかりました。
2013年3月にも食み跡が見つかっている場所で、継続してエサを食べに来ていると考えられます。
ここに生えていたトゲウミヒルモは冬場は枯れてしまいます。
春の新芽が出た3月・4月の時期に食べに来ているのも納得できます。
海上保安庁・沖縄防衛局の船が頻繁に航行している場所で、衝突の危険がないか心配です。

調査日 2015年4月15日 10時前後
食み跡の本数 35本以上
水深 19.7m
トゲウミヒルモ群生地
リュウキュウズタがまばらにあり
不鮮明な古い食み跡と、一週間以内に食べたと思われる新しい食み跡が、混じって見られた。

計測1 長さ1.9m 幅10~14cm
計測2 長さ6.0m 幅10~15cm 深さ5~12mm
計測3 長さ10.5m 幅8~15cm 深さ10~20mm
撮影したムービーを見ると、20m近い長さの食み跡もありそうです。

明日の新聞には掲載されると思います。
QABではすでに放送されています。

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