2012年01月22日
湧水>海中測定成功!

1時間後、みごと海中の湧水350ミリリットルを採取できました。
予想以上の量です。今回はまだ、お試し。
海岸線の幾つかのポイントで計る必要があります。
ジュゴンを育み、海草を育てる栄養塩水がこの海岸でいったいどれ
くらい湧き出ているのか?その湧水はどこから、どのようにして
この類まれな環境を構成しているのか?
それらを解明せずして、あらたな工事は着手できないはずです。
ちなみにこのすばらしい結果を導き出した新井章吾海藻研究所所長
指導のシーべジメーター(湧水採集装置)を完璧に制作した細川太
郎さんに座布団2枚!タロウさんは調査用具制作の天才です。
2012年01月21日
海中の湧水を探す

渚の湧水は目で確かめられますが、海中の湧水を探すのは大変です。
普段の調査で海草が茂っている藻場をめぼしをつけて・・・その周辺
の湧水口にべジメーターを設置して、どのくらいの時間で水がたまる
のかを試します。
2012年01月21日
塩分濃度確認

はたしてこの水はただの海水かどうか?確かめるために海水と
塩分を比較してみます。塩分濃度系がないので、まずは私たちの
舌で確認。確かに薄い塩味で、これが地下を通して噴出している
「栄養塩」で、海草藻場を育む大事な要素と推定されます。
2012年01月21日
2012年01月21日
渚の集水装置

渚に水が湧き出ている場所を特定してシーべジメーターを設置し、
ひたすらビニール袋にたまるのを待ちます。
動かないように石で固定していますが、手前の細かなさざ波が水が
海底から湧き出ている目印です。
2012年01月21日
2012年01月21日
2012年01月21日
天然記念物保護の歴史
おきなわ県民カレッジ「天然記念物保護の歴史」に参加した。
そもそも「天然記念物とは?」という根本的な定義から始まり、
大正8年の「史蹟名勝天然記念物保存法」、また「外地」における
保存法(台湾、朝鮮総督府)、昭和になっての「文化財保護法」(昭
和25年)への歴史、「琉球政府文化財保護法」(昭和29年)にて
ジュゴン等の指定、本土復帰と共に沖縄県文化財保護条例(昭和
47年)と国の「文化財保護法」との指定分別などついて詳しく
興味深い知見を得ることができた。
特にジュゴンについては「天然記念物指定経緯」が複雑で、台湾に
おける指定物件に「儒艮」が記載されていることなど謎が深かった
が、様々な研究者による働きかけや動機によって、ジュゴンの天然
記念物としての歴史が存在することが理解できた。
ただし、指定だけはされているものの、実際の保護の歴史は今だ
始まっていないという事実について、私たちは声を大にして訴え
て行かねばならない。
2012年01月19日
アセス審査会の開催と評価書の開示

辺野古アセス「評価書」と「評価書(要約書)」が開示されました。
以下、沖縄防衛局のHP
・環境影響評価書の閲覧について
http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/hyoukaosirase.pdf
・普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書を掲載
http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/kakubu/03tyoutatubu/tyoutatubu.html
報道によると、防衛省は、県がこの史上最悪のアセスのやり直しなどを
求めても、「事業者(国)の判断で、反映させたい意見だけ反映させる」
という趣旨の発言をしています。
本日19日、辺野古新基地アセスの環境影響評価審査会が開催されます。
沖縄県は100名ほどの傍聴席を用意しています。
しっかりと県民は傍聴し審議委員の公正な審査を期待したいと思います。
平日の昼という参加しにくい時間帯の開催ですが、ぜひ多くの方の傍聴と
よびかけを!
以下、県からのご案内--------------------------------
平成23年度 第10回沖縄県環境影響評価審査会
○日時:平成24年1月19日(木) 13時30分〜16時30分
○場所:エリスリーナ西原ヒルズガーデン(? 098-946-5555)
(西原町字津花波431)
○諮問:普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書の審査について
○議題:普天間飛行場代替施設建設事業(飛行場事業)に係る環境影響評価書
につい
て
※ 今回の審査会の傍聴席数は100席程度を予定しております。
問い合わせ先:沖縄県環境生活部環境政策課 TEL 098-866-2183
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2011年12月25日
FW>湧水調査完了

適度な水位の場所にぷくぷくと水が沸いている穴を見つけ、透明な
ポリ容器に透明パイプをつけた集水容器をかぶせ、パイプの上部に
透明ポリ袋をつけておく。ただ、それだけ・・・、あとはポリ袋に
たまる水の量と時間を測定する。
ほんの数分でこれだけの透明な水が・・・味わうと海水よりは薄い
が確かに潮水だった。これが、沿岸地域から地下に一度浸透し、再
び海の底から湧き出ている「栄養水」であり、これが海草藻場や干
潟の芝を育て、そこに集う小動物を育み、彼らを餌とする鳥や魚た
ちを養う。水の循環による「生物多様性」システムの実例だ。
2011年12月25日
FW>楚久の湧水調査

フィールドワークの最後に、地元メンバーが実践できる「湧水」の
測定調査として楚久湾を選んだ。わずかな時間で驚くべき量の湧水
が湧き出て来る。沖縄にありがちな直線道路の建設のための橋げた
の下に、取り残された旧道が楚久湾を縁取り、見捨てられた泥干潟
だ。数本のマングローブの枝先に色とりどりのゴミが引っかかり、
まるで「悪しきクリスマスツリー」の様相で、ゴミ捨て場と化して
いる。しかし、目を凝らすと、サギやチドリ類の野鳥たちが盛んに
干潟の波打ち際で餌を啄んでいる。また、マングローブの足元には
小魚たちの群れがさざ波を起こしている。
新井さんによると、干満のある干潟で芝が生えているような泥場に
湧水はあり、泥場でありながら周辺の水が澄んでいるという。
2011年12月25日
FW>悦二さんのおにぎり

山に海に汗を流した探検隊もお腹がペコペコ・・・。
朝からブタ肉を炊いて、味噌で練り上げた「上等」脂味噌(アブラ
ミソ)を真ん中に結んだ大きなブタ味噌おにぎりを用意してくれた。
外に溢れるくらいの肉味噌はほんのり甘く、しょっぱく、栄養満点
で心も身体も満ちたりた。小さな子どもからお年寄りまで誰もが
大好きな沖縄の故郷の味。日本の梅干おにぎりと対照的だ。
肉味噌おにぎりにはやはり「さんぴん茶」がぴったり!
2011年12月25日
FW(おまけ)>男の背中

水源も森から水を辿って、再び、湧水のわく渚に戻って来ました。
潮の引いた真昼の海はキラキラと輝き、たくさんの命を育んでいます。
ジュゴンの海に魅せられた3人の男たちの背中が妙に美しく感じられた
瞬間です。それぞれが背負っているものは違うけど、目の前の海への
想いがひとつだからでしょうか?男の魅力は「背中」です。
(端っこにちょっと遅れた若干若い「男子」が・・・)
2011年12月25日
FW>海の生き物談義

海辺でも悦二さんの生き物談義は絶好調。
ウミガメ観察では村一番の博識者も、子どもの頃は滋養のあるウミ
ガメの卵は集めて来るとお年寄りに喜ばれたと言う。
また、今年はたくさんのウミガメが産卵に上陸したが、人間活動
に付随する光源のあるあたりでは産卵できずに戻ったと言う。
食文化の豊かさはその持続性を担保するためにも保全措置が必要
という当たり前の「市井」のロジックは、今の人間自身のあり方
を問うロジックでもあるのだ。ジュゴンもウミガメもスヌイも
ミジュンも生きれるこの海は「生物多様性」の見本そのものだ。
2011年12月25日
FW>生き字引

地元の区長さんも勤めた仲村悦二さんはこの地域の山も海も熟知し
て、名護市内外の子どもたちに機会があればナタや草刈カマを腰
に 実践的な「環境教育」を続けていられる。また、水源の森を
はじめとする東海岸地域各地の村の歴史の生き証人で、私たちの
長年の謎も彼の一言で霧散することもしばしば、さすがの「先人
の知恵」と一同感心。そして、ジュゴンの棲む海の豊かさの裏付
けがまさにこの森とこの村の人々の中にあることを確信した。
2011年12月25日
FW>水源の森探検隊

久しぶりの藪コギ、沢登り、小さな子ども連れの怪しい探検隊は
難所も楽しく上流へ向かいます。途中、様々な草花、果実、生き物
たちに出会いましたが、案内の中村悦二さんは「冬だから良かった。
夏だとハブが多いから・・・」と笑っています。ほんと、冬で良か
った。悦二さんによると、以前はここあたりでもリュウキュウヤマ
ガメもよく見られたのが、最近はさっぱり見かけないと・・・。
その理由は、外来のマングースの導入により爬虫類の卵の捕食がさ
れてしまったためではないか?ということです。それはハブの現状
からも昔「金ハブ」と言われた小さなハブの姿を見ることができな
くなってしまったこと。大きな成長したハブばかりで、マングース
とて難儀して大きなハブと闘うより、卵を狙った方がずっと楽なは
ず。在来種の絶滅の要因追求にも、現場の知恵と経験を活かしたい
ものです。今回は、マングースには会いませんでした。
2011年12月25日
FW>ウブガー

今は集落の排水が集積される川はかつては「ウブガー」と呼ばれ、
村民の野菜やノラ着を洗ったり、子どもたちが遊ぶ生活の川として
親しまれていたそうです。「ウブ」は「産」という意味とか。
現在は、水源から農業用水として活用されるほか、集落の生活排
水の集まる川として「産川」の記憶は薄れていますが、農地や集
落の排水溝に透水枡を設置することによりその名に相応しい姿も
取り戻せることも夢ではありません。
2011年12月25日
FW>ジュゴンの海と水源の森

市民講座の翌日はジュゴンの棲める豊かな海を育む背後地の案内
を地元の自然と文化に詳しい住民の方にお願いしました。
渚からゆるい勾配の砂浜を経て、台風で荒れた保安林を抜け、
道路を横断し、集落の細い路地を通って、農道に出ます。
農道の突き当たりに豊かな水源の森が連なって、私たち「水源
探検隊」を迎えてくれます。
2011年12月25日
市民講座 >after

市民講座の後は場所を名護市西海岸から東海岸に変えて、交流会
&忘年会を講師お手持ちの銘酒「獺祭」(DASSI)で開きました。
実は昨晩まで発熱でウンウンうなっていたのですが、ちゃんと薬を飲
んで気持ちを整え、化粧をして(一応)、講座を無事終えての宴でFB
内(ソーシャル交流サイト「フェイスブック」あこがれの美酒を一口飲ん
だら・・・何と!さすが「百薬の長」、すっかり病が飛んでいってしまっ
たのです。私の病はとにかく、この美酒、岩国のお酒で聞きしに勝る
味わいでした。味わい深く、爽やかで「水はめぐり命をはぐくむ」これ
ぞ「養命の水」。
というわけで宴の中で現在FBメンバーが記念の撮影。
2011年12月24日
市民講座>質疑応答

2時間に渡る濃密な内容にも係らず、受講者は熱心にメモを取り、
10分間の休憩後もクローズドの時間ギリギリまで多様な立場から
の質問が続出した。
特に、新聞の告知を見て遠く市外からの受講者は「無駄な公共事業
が継続して行く行政のシステムに対し、大きな疑問」が出された。
回答者は「行政の縦割り弊害を打破できるのも、地元市民の意識と
発言」であること「多様な主体をつなげてより良い流れに変えて行
くのも市民やNPOの役割」であることを明確に示唆された。
行政の担当者からも、海底湧水調査の具体的な手法について質問も
あり、市民にとっても行政や事業者にとっても「目からウロコ」の
刺激的な講座内容だった。





