2009年07月03日

謎の草

これは海草?それともただの草?
アマモのようでウミジグサ?それともベニアマモ?
こんなたくさん枝分かれしているの見たことない!
いつも同定しているチームメンバーも頭をかしげる謎の海草。
貴方にはわかりますか?


  

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2009年07月03日

赤土汚染

真っ赤なジュゴンの海、アマモにべっとりとついた赤土。

これじゃあジュゴンも食べれない!

チームメンバーは赤土汚染の元凶を追跡中。




  

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2009年07月03日

食み跡探し

6月食み跡調査は梅雨明けが遅れたせいで、降雨のために赤土汚染が
ひどく、マンタ調査はできなかった。それでも最終日の午後には落ち
着いた海面をシュノーケルでジュゴン・トレンチの観察会ができた。
初めてジュゴンの食み跡を見た参加者の感動は、いつでも私たちのモ
チベーションをキープする。これで貴方たちもリピーター。
今度は晴れた青い海で心行くまで調査しましょうね!



  

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2009年07月02日

楽しい大浦の観察会

楽しい大浦の観察会(写真は5月の嘉陽の観察会)
◆大浦川の汽水藻、淡水藻を観察しよう!
2009年7月5日(日)午後1時半:大浦橋の袂〈共同売店の前の浜)に集合
   観察会後は民宿照屋にて学習会と交流会
定員:15名
持ち物:長靴、帽子、着替え、虫除けなど
費用:無料(観察後の照屋での学習会&交流会の費用は自費です)
案内:新井章吾海藻研究所所長
大浦川は、河口から上流までの汽水藻と淡水藻の分布様式が沖縄本島の中で最もよく
残されていると思っています。マングローブ林付近の汽水藻、ヨシが川沿いに生えて
いる場所の淡水藻、大川集落付近の淡水藻、森の中の淡水藻を見に行きます。汽水藻
と淡水藻は、海藻のようにきれいな種類はなくて地味ですが、環境に応じてきれいに
棲み分けているのが面白いです。(新井さん談)
海岸植物「ハマボッス」はどこでもよく見られますが、海藻の「ウミボッス」はほと
んど知られていない希少種です。どちらも「ボッス」という名称がついているのは、
仏具に由来したものだそうです。このめずらしい海藻を始めとして、大浦川の多様
な海藻類を新井さんのご案内で観察し、身近な水辺の環境を学びたいと企画しまし
た。
定員がありますので、申し込みはお早めに!

主催/連絡先:チーム・ザン 北限のジュゴンを見守る会 沖縄事務所
Tel/Fax:0980-43-7027  携帯:090-8032−2564
 E-mail:n-hokugen.19@kjd.biglobe.ne.jp




  

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2009年06月24日

ミニ・ワークショップのお知らせ>28日午後

ミニ・ワークショップ「沖縄のジュゴン保護ー私たちのめざす市民調査」
◆日時:6月28日〈日)
 第一部:午前10:00〜14:00 クローズで調査チームメンバーによる
   ジュゴン保護ワークショップ
◆第二部:午後15:00〜18:00 オープンでIMCC報告と意見書の解説等
・「海牛類保護区の最新事情ーワシントンIMCCからの報告」
・アセス準備書への意見書解説:工藤泰子(北限のジュゴンを見守る会事務局長)
・「金武湾CTSの闘いから辺野古へ」井上澄夫〈北限のジュゴンを見守る会運営委
員)
◆場所:21世紀の森体育館(名護市役所隣) 会議室
       住所 名護市大南二丁目1番1号
       地図⇒ http://www.city.nago.okinawa.jp/4/3648.html
◆参加費:無料(ただし、一般参加は第二部から)

内容:ジュゴン保護を求める世界の研究者から評価されている辺野古・大浦湾海域へ
の新基地建設に対し、アセス準備書へ提出した「北限のジュゴンを見守る会」の意見
書の解説と共に、5月末にワシントンにて開催されたIMCC「海牛類の保護区について
のワークショップ」の最新報告を行います。また、今秋の「北限のジュゴンを見守る
会」の結成10年を前に、当会の運営委員である井上澄夫さんからかつてのジュゴンの
生息地である金武湾の石油備蓄基地闘争から今のジュゴンの生息地辺野古海域に至る
自然保護の歴史と想いを語って頂きます。

◆主催・連絡先 >北限のジュゴン調査チーム・ザン
  北限のジュゴンを見守る会 沖縄事務所 携帯: 090-8032−2564
  E-mil: n-hokugen.19@kjd.biglobe.ne.jp

  

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2009年06月18日

春の調査のお知らせ

◆春期2:ジュゴンの食み跡調査

日程:6月26日〜27日

場所:嘉陽海岸

集合:8時半 松浜荘

内容:マンタ法によるジュゴンの食み跡調査

参加法:今回は実測が中心になりますので、過去に調査の実習を受けた方のみ

    受付けます。保険の都合がありますので、参加される方は19日終日

     まで kiyo_000000@ybb.ne.jp へ連絡くださいm(_ _)m

  初参加者は「名前」「住所」「生年月日」をお知らせください。

 ※「名前・住所・生年月日」は必須です。  

保険申し込みについて、

・参加される方。

・予定を調整してて、参加できるかわからないけど参加したい方。

  ※手続きで時間を取りますので予定を調整中の方も保険をかけておきます。





  

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2009年06月12日

フィールドで

学習会を無事終了後、フリーになった有志で地域の生活に利用されて
いる水環境を見て歩きました。かつて豊かであった水田は国の政策で
失われ、放置されていましたが、最近各地で復活させようという試み
が始まっています。田んぼでは人の気配に驚いたシロハラクイナがバ
タバタと重たい身体を羽ばたかせて草むらに逃げて行きました。
名も知れない可愛い花々や、カエルやトンボたちがのどかさの中で私
たちの心の原風景を呼び覚まします。
しかし、洗濯場として畑仕事の汗を流した川も今は畑からの農薬や、
生活排水、遺棄されたゴミに汚され無残な佇まいです。〈写真)
それでも今なら、そこにはわずかでも人々の信仰の痕跡が発見されます。
それらを頼りに、地域の記憶を呼び覚まし、地域の力を甦らせる可能
性を探そうと思います。



  

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2009年06月10日

楽しいフィールド

6日の午前は屋内での座学、午後は屋外で様々な用具を使っての水質
調査の実習をしました。海の水だけでなく、川から流域にかけて身近
な水環境をどう調べるのか?をやってみました。
飲み水や海水浴場の指標とされる汚染物質として知られる「大腸菌」
と「大腸菌群」の違い知っていますか?

  

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2009年06月10日

フォーレ&ウーレ

これは水の色の指標となる世界共通の色見本
フォーレの1〜11番とウーレの11〜21番(水中のプランクトン
の発生により色は変ります。)色を判断することにより、海で何が起こ
っているかを知ることができます。ちなみにウーレの20〜21番で
「赤潮」と判断できます。もちろん、辺野古の海はフォーレの1〜2番。
チームではちょっしたマイ・ブーム「今日の海はフォーレの1番」とか
「あの車の色は2番とか」、絵の具の色番号より簡単です。

  

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2009年06月09日

ミニ・シンポ「アセス準備書の問題と課題ー科学的な視点から」

5日の午後7時〜から9時半まで白熱した論議が続きました。
アセス準備書の中の膨大な科学的な結果の評価から保全への論理の飛躍
はその信憑性を疑わせるものばかり・・・であり、専門的な数字のマジ
ックに騙されず、生活者の実感、市民の感覚で現象を捕えることが大切
である。市民が「科学」を身につけ、それらのデータを読みこなすこと
により漠然とした疑いや不安の原因を突き止め、行政の嘘や矛盾を解明
し、不完全なアセス制度を正して行く可能性があるのではないか。
ここに集う様々な分野の専門家は科学を学ぶ市民の味方です。

  

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2009年06月03日

募集中>水質調査研修会


■□「大浦湾 市民モニタリング調査のススメ」研修会□■

日時:6月6日(土) 9:30〜15:30(予定)
場所:民宿てるや(名護市二見)9:00頃集合 1日1泊宿泊
 905-2262名護市字二見144-1 090-9783-7477

講師:村上哲生(名古屋女子大学、NACS-J理事、陸水学が専門)
参加要件:辺野古・大浦湾の調査活動や、身近な水環境の調査に興味のある方

内容: 9:30 趣旨説明・自己紹介
 村上哲生先生による「大浦湾市民モニタリング調査のススメ」
  A:レクチャー 9:30〜11:30
    1)市民モニタリングの重要性  
    2)大浦湾の観測結果を読む
    3)行政のデータを取る、読む技術
  昼食 各自弁当
  B:フィールドワーク 12:30〜15:00
    濁りを測る (透視度、濁度、SS等)、酸素を測る、
    プランクトンの量を測る 等
  15:00今後のモニタリング活動を考えてみよう
  15:30終了
    その後、照屋にて交流会

申し込み:日本自然保護協会 大野正人 ohno@nacsj.or.jp 
     TEL:03-3553-4103/FAX:03-3553-0139
*研修参加費無料(宿泊者:夕食1000円、朝食600円のみ)
*当日連絡先:大野090-8441-9497 鈴木090-8032-2564

主催:日本自然保護協会・北限のジュゴン調査チームザン

  

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2009年05月28日

ミニ・シンポのお知らせ

(写真は2008年12月の水質調査時の底質採集風景)
◆ミニシンポのお知らせ
「辺野古アセス準備書の問題と課題 科学的な視点から」

主催:日本自然保護協会・北限のジュゴン調査チームザン・じゅごんの里
時間:6月5日(金)19:00〜21:00
場所:名護市労働福祉センター会議室1
   名護市大南2−1−25〈0980−52−3183〉
参加費:無料・事前申し込み不要

内容:各団体・専門家の立場から「辺野古アセス準備書」の何に注目し、
   問題提議しているのかを解説。

司会:浦島悦子(チーム・ザン)
挨拶:東恩納琢磨(じゅごんの里)
大野正人(日本自然保護協会)    「NACS-J意見書で言いたいこと」
村上哲生(名古屋女子大学)      「海の環境変化の予測は適切か」
田代 豊(名桜大学)         「大浦湾の海は濁らないのか」
細川太郎(ジュゴンネットワーク沖縄)「ジュゴンの影響について」

各20分話題提供後、質疑とパネルディスカッション

問い合わせ:大野/日本自然保護協会TEL:03-3553-4103/FAX:03-3553-0139
                 ohno@nacsj.or.jp
鈴木/チーム・ザン 090-8032−2564  

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2009年05月26日

ジュゴンの海が騒がしい

24日のイベントでジュゴンの海辺で見つけた調査員です。

違法がまかり通るアセスの名を借りてジュゴンの追い出しが始まっています。

辺野古浜通信の指摘を転載します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下、辺野古浜通信-からの転載

5月21日沖縄タイムスに下記の記事が載りました。

『嘉陽〜久志海域 生物調査を申請 防衛局4月27日』「県の同意が出れば、2010年3
月末まで サンゴ着床版、パッシブソナー、水中ビデオカメラ調査を行う」と・・・



 防衛局は、環境アセスそのものを否定した調査を「環境現況調査の設計変更」で6
月までに2億7000万円執行し!さらに6月以降来年3月までの調査については、更に新
たな発注を行おうとしています。



 この調査は、アセス現況調査の機器設置とまったく同じもの、つまりアセスでの複
数年調査を行うと基地建設着手が遅れるので、アセスとは別に行って、その結果をア
セス評価書に盛り込みたいのでしょう。評価書にデータを入れられても、わたしたち
はそれに意見を言うことはできません。



 今、抗議と行動を行いつつ、この彼らの無法な調査を監視し、なんとか止めたい。
でないと『環境アセス』は意味を成さないものとなり、沖縄でその前例を作ることに
なるでしょう。






  

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2009年05月24日

全員集合>沖縄のジュゴンを知ろう!!!!


















梅雨空が心配されましたが、イベント「沖縄のジュゴンを知ろう!!!!」は沖縄各地からの参加者を迎えて盛況の内に無事修了しました。

大潮のリーフはさながら草原のよう・・・おいしそうなモズクがゆらゆら、ナマコの色々、楽しいジュゴン・クイズ、写真展とあっと言う間に時間が過ぎて行きました。

参加して頂いたみなさん、ほんとうにお疲れさまでした。なお、このイベントは「子どもゆめ基金」の助成を受けて開催されました。

  

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2009年05月23日

24日の観察会>締め切り迫る


















○沖縄のジュゴンを知ろう!!!!!
日時:5月24日(日)9時半集合、15時終了
場所:名護市嘉陽海岸 (ペンション松浜荘駐車場集合)
参加費:無料〈クイズに答えて記念品あり)
内容:色々な海の生き物、ジュゴンが食べる海の中に
生える草などを観察し、ジュゴンが暮らす海をのぞいてみよう!!!
対象:親子優先、*中学生以下は保護者同伴
持ち物:お弁当、飲み水、日焼け止め、帽子、着替え、水着、
    水に濡れてもいい靴・服(ゴムぞうりは不可)
定員:50名〈要予約)
お申込み:5月23日まで
主催:北限のジュゴンを見守る会
問い合わせ先:090ー7586−3348〈浦島)
0980ー43ー7027(FAX)
n-hokugen.19@kjd.biglobe.ne.jp


  

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2009年05月20日

アセス意見書>15日までのおおよその総数

取り急ぎのご報告です。
アセス準備書に対する意見書は何と、5,800通に達しました。
5,400ページという膨大な生データに、それをはるかに超えた意見が集中しています。
沖縄タイムスのアンケートでも県民の8割が「影響は少ない」とした国の見解を疑問視、普天間飛行場の県内移設には7割が反対という結果が出ています。
まさに、沖縄県内世論は7年前と同じく「県内移設NO」の意思を示しています。
私たちは自信を持って「NO」と言い続け、ジュゴンの海を守って行きましょう。
意見書を寄せて下さった多くの方々に心からありがとう!
そして、今以上にこれからもよろしく!・・・と、ジュゴンからの伝言です。

  

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2009年05月08日

再度>意見の書き方とポイント

再度
意見書の書き方(書式、送り先、ポイント>ジュゴン)

1)書式
普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価準備書に対する意見書

平成○年○月○日
〒番号  住所   氏名

環境影響評価法第18条に基づき、環境の保全の見地から次の通り意見を提出する。

意見の項目(例:大気環境、水環境、その他の環境、動物、植物、生態系etc〉
意見の内容及びその理由 
注意> 複数枚提出の場合は、意見書右上にページをふり、2枚目以降にも住所、
氏名を記入のこと。

2)送り先
・オリジナル >締め切り5月15日消印有効(ただし、かならずコピーをとっ
ておくこと)

  ●沖縄防衛局 調達課 環境影響評価準備書 意見書係

  〒904−0295 沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納290番地9

・コピー >直接に提出してしまうと概要だけが審査会に提出されるので
 以下のあて先にメール、ファクス、郵便にてコピーをお送り下さい。

 ○アセス監視団
〒905-2171 名護市字辺野古 座り込みテント村 意見書係
FAX :098-885-0866 メール:folkswind@yahoo.co.jp

3)ポイント>ジュゴン
・この1年間に日本国内で確認されたジュゴンの個体群が辺野古周辺海域
を利用していて、現在確認されるジュゴン生息地の中で最も重要な海域
と位置づけられること。

・そして、この海域は計画される辺野古新基地を利用する航空機の飛行ル
ー トの直下であり、工事の船舶だけでなく、軍港として多くの船が利用
すること。

・この希少性が証明されたジュゴンへの科学的な保全措置がまったく担保
されていないこと。環境影響の回避・低減ははあくまで事業者の実行可
能な限りの努力目標でしかなく、事業を進める(新基地建設)結論にそ
って準備書は書かれていること。

・この海域に新基地が建設された場合、沖縄県全体の個体群すなわち、日
本のジュゴン個体群維持に重大な影響が出ると判断されること。

・これらの事実を客観的に見れば、計画を変更、撤回と結論するのが正し
 いにもかかわらず、事業を進めることは国際保護動物であり、国の天然
物である希少なジュゴンを絶滅に追いやる行為であること。

・以上、計画の白紙撤回とジュゴンの保護を要求する。




  

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2009年05月08日

ザン意見書:2−理由>評価

● 評価
 環境影響評価の回避・低減に係る評価
(1)環境保全措置の検討
羅網の可能性を軽減するため、作業船の航行は回避航行ルートや、見張り、ジュゴン
の衝突を避けられる速度の航行でジュゴンの生息域の環境保全に努めるとするが、保
護調査時でのジュゴンとの遭遇例から考えてもまったく実現性がなく、環境保全措置
としては不十分。また、極めて杜撰な事前調査、アセス調査の「ジュゴン追い出し」
の可能性の中で、今後のモニタリングの意味はジュゴンの保全への実効性がない。

・必要に応じて専門家の指導・助言を得て、必要な措置を講じると言うが、どん
な専門家を想定しているのかが不明。

(2)環境影響の回避・低減の検討
事業者の実行可能な範囲内できる限り回避・低減が図られているとされ、事業の
推進ありきの努力目標に過ぎない。そこに生物が被る影響への考察の姿は皆無。

(3)国又は地方公共団体による環境保全の基準又は目標との整合性に係る評価
 についても中身のない空虚な「環境保全」では沖縄のジュゴンの保護は実現でき
ない。国の威信信をかけて一年間調査した結果で、たったの3頭しか確認できな
かった、ということは希少性が極めて高いという評価。沖縄県全体のジュゴンの個体
群の
維持に言及するならば、希少な個体群の生息環境への負荷はもってのほかであり、
むしろ、事業実施周辺海域以外にもたくさんのジュゴンがいて、辺野古への基地建設
が県全体、国全体のジュゴンの個体群の維持に影響がないということを沖縄防衛局は
証明する義務がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜以上
2008年5月8日付けにて提出しました。


  

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2009年05月08日

ザン意見書:2−理由>予測

● 予測
工事の実施における予測について
・騒音
そもそも予測の基準となるジュゴンの影響音圧レベルが不明のまま、予測結果を出し
ていることが根本的におかしい。大浦湾の海底地形や地質のデータを基に工事区域を
音源とした水中音響のシミュレーションを行い、予想される騒音の頻度等を考慮した
上で、改めて調査・予測・評価する必要がある。
・振動
ジュゴンに影響を与える海底振動レベルに関する知見がないことを理由に、魚類への
影響基準をもって影響を予測していることが不適切である。魚類と哺乳類の体の構造
は異なり、振動が与える物理的な影響にも差 異が考えられる。また、哺乳類のジュ
ゴンは魚類に比べ脳が発達しており、脳に与える影響も考慮する必要がある。
・夜間照明
今までの事業主体の行動の経験上、事前調査も含めて、基本や約束が守られたこと
はない。また例え、3ヶ月であっても夜間に照明が海域を照らせば、それをきっ
 かけにジュゴンの生活行動に変化を起こす可能性は否定できない。
・作業船の航行
具体的な航路や予想される船舶の航行量は示されないままに、相当数の作業船が工
事区域周辺を航行するとしている。ジュゴンがこれまで確認されている生息範囲より
移動した場合は船舶と遭遇する可能性やジュゴンの行動に変化を与える可能性、ま
た、ジュゴンが大浦湾に来遊した場合、作業船と遭遇し、回避行動をとった場合に刺
し網にかかる可能性があると予測しながら、その保全措置は極めて非科学的。
確認個体数が3頭と極めて少ない日本のジュゴン個体群にとって、一 頭の死亡事故
でさえ許されない現状を考えると、作業船の 航行が与える 影響は、ジュゴン個体群
維持を脅かす程大きいと予測し直す必要がある。

・ジュゴンの個体及び個体群維持に対する影響
ジュゴンの出現状況の図を見ても、大浦湾の中央部分及び大浦湾湾口で確認された
ジュゴンは、個体A、個体C及び不明個体の計2頭ないし3頭であり、記載に偽りがあ
る。 また、個体識別されたジュゴンについても生物としての多様な特性を軽んじて
いる。台風のない一年間の行動パターンはむしろ特異な生活記録とも推定される。南
北の餌場や通り道が基地建設や船舶の往来により分断されれば、餌を探して回遊する
ジュゴンにとっては数少ない個体群の交流が途絶え、生物的に衰退し、餌場と繁殖の
可能性を失い、近い将来沖縄県全体のジュゴンの個体群の維持はできなくなる可能性
が大きい。

騒音、振動及び作業船の航行が与える影響についても、適切な調査が行われておら
ず、予測も事業者の都合の良いものにゆがめられている。今回確認された日本のジュ
ゴンの総数3頭の内の2頭 ないし3頭が大浦湾を利用していた事実と、想定される
騒音・振動レベル及び相当数の作業船の航行量とを客観的に見れば、ジュゴンの個体

び個体群維持に大きな影響を与えるのは必至であり予測し直す必要がある。 

・ 予測結果
施設等の存在及び供用における予測について
海面の消失、波浪、流れ、水質の変化、海洋構造物の出現、飛行施設か
らの排水(6-16-223、6-16-224) ジュゴンの餌場は「主に嘉陽地先〜」とし、
「ジュゴンの餌場となる海草藻場の生育域を減少させることはない」としている。し
かし、複数の個体が辺野古周辺 海域で確認されており、辺野古海域をジュゴンが餌
場や生息海域として 利用してきた事実を隠している。ジュゴンが辺野古海域を餌場
や生息海域として利用してきた事実や、将来に渡ってこの海域をジュゴンが利用する
可能性を無視し、ジュゴンの餌場・生息域としての辺野古海域の予測を放棄した事業
者の姿勢は、不誠実極まりない。

・航空機からの騒音、低周波音
ここでは、水中に入射する騒音のみを問題視しているが、ジュゴンは肺呼吸をする動
物であり、水中ではなく水面に依存する生きものである。つまり、水面付近をゆっく
り泳ぎ、1〜3分おきに呼吸のため水面に顔(鼻)を出すのである。ゆえに、ジュゴン
への航空機騒音を予測・評価する場合は、水中とともに海面に到達する音圧レベルを
対象とすべきであり、ジュゴン生息域に、影響レベルとして想定した122dbを上回る
騒音が考えられると予測し直す必要がある。

・船舶の航行
「ジュゴンの生息が確認されている嘉陽海域は航行しない」としているが、ジュゴン
の出現状況の図、及び環境省の平成16年度ジュゴンと藻場の広域的調査報告書(環境
省 2005)の図 2-1-5ジュゴン追跡ルート(144p)によると、ジュゴンは、嘉陽海域
以外に大浦湾湾口、大浦湾中央及び金武湾から辺野古に至る海域でも確認されてお
り、タンカーや輸送船の航行が、影響を与えるのは避けられないと予測し直す必要が
ある。

  

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2009年05月08日

ザン意見書:2−理由

2-理由            
● 調査
ウ)生活史及び生態
・行動範囲 
10km程度〈オーストラリア)〜140Km〈紅海)と記述されているが、タイでは5
00Kmの移動の例もある。ジュゴンの生態や生活にはまだまだ不明なことが多く、
生活史の地域差も大きい。アセス調査の中でたった一年間の記録だけの個体識別され
たジュゴンの生活パターンを持って沖縄の個体群の行動範囲を決め付けるのは拙速。
・聴力
低い周波数の音に対しては敏感ではないと言われていると記述されているが、ジュ
ゴンの群れが500mも1Kmも離れたボートに反応した記録がある。視覚の届く距離
ではないので、エンジンの振動音を感知したものと考えられる。
また、低周波に対して大きな懸念が研究者からも出されている。

エ)羅網・漂着・目撃情報
・保護・回収例 の記録を見てもいずれも羅網による事故がジュゴンの生存にとって
大きな脅威となっていることは明らか。事業実施海域周辺における漁網の設置状況を
考察すれば、希少なジュゴンがわずかでも「混穫」されるおそれがあるならば、その
ような事態をまねく要因は取り除くべきであり、適切な「環境保全措置」とは言えな
い。

○アセス調査によって確認された3個体の生活史に関する考察
今回の調査で確認されたジュゴンは合計3頭であり、日本のジュゴンの希少性が改め
て確認された。さらに、確認できた3頭の内の2頭ないし3頭が嘉陽海域及び大浦湾
を利用していたことが判明した。これらの 事実を客観的に見れば、嘉陽及び大浦湾
が日本産ジュゴンの保全上最も重要な海域と位置付けられたと判断するのが妥当であ
る。
また、嘉陽沖に常駐する1個体は他地域に移動することはほとんどないとしているが
その判断に科学的な根拠は薄弱。台風時のジュゴンの行動についても調査記録はな
く、
その他、性別やペアの判断においても、齟齬する情報もあり、極めて曖昧なまま、
都合のいいだけの記述でしかない。借りに3頭だとしても、その生息環境を脅かす
事業のもたらす結果と意味の重大さの認識が欠如している。


  

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