井原さん講演会

北限のジュゴン調査チーム・ザン

2010年01月12日 17:18

そして、夕刻から始まった講演会。
官僚支配の政治に見切りをつけ、どこからも推薦も受けずに市民ひとりひとり
に向き合う姿勢を貫いた日々の記憶を静かな情熱を込めて名護市民に語られた。
そして今、私たち名護市民がつきつけられている米軍再編の中での基地の移設
問題。岩国においても、普天間と同じように厚木が大変だから、人口の少ない
岩国に・・・という理由で新政権になっても予算がつき強行されようとしてい
る。市長や議員の一番大切な仕事は市民の生活を守ること。
国の安全保障と市民生活を守ることをきちんと話し合って合意を求めるべきで
あるのにかかわらず国はそれを受け止めず、市長も議員も責任を放棄している。
井原さんの一番嫌いな言葉は「どうせ来るものは来るからお金をもらった方が
いい」、この言葉に会場から「名護でも蔓延している」と声が上がった。

また有権者が投票する時のポイントとして以下のような見分け方を示唆された。
・選挙のやり方で次の政治が決まる。候補者のバックに誰がいるかによって
 次の市政の方向がわかる。有力者や特定の団体のしがらみの中で一部の利益
 誘導の政治が行われること。
・選挙に通ることだけが政治だと思う人や公言する人がいるが、選挙は関門で
 しかない。その後、その政治家がどんな政治をするのかが問題。
・まずは情報公開がされるか?市民会議で全ての政策についてオープンにされ、
 市民参画が保障されるかが分かれ目。